7月25日
13:00～14:30

大岡 忠生
山梨大学大学院 総合研究部医学域社会医学講座 講師

​AIとオミックス情報を融合したSystems Epidemiologyの推進
〜日本における先制医療の社会実装に向けた取り組み〜

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招待コメンテーター

村上 善則 特命教授
　日本医科大学 先端医学研究所 分子生物学部門  

本講演では、ゲノム・トランスクリプトーム・プロテオーム等に代表されるオミックス情報とAI・数理モデルを融合することで、より効果的な一次予防戦略の同定や疾患病態の解明に向けたアプローチを行う新しい学問領域であるSystems Epidemiologyについて、私達が取り組んできた研究とともにご紹介します。また、疾患の超早期発見や予防、個別化医療の実現に向けて、世界でも珍しい日本の健康診断の仕組みを利用して先制医療（先んじて病気を制する医療）を実現しようとする、研究の社会実装の取り組みについても併せてご紹介いたします。

大岡 忠生 
山梨大学大学院 総合研究部医学域社会医学講座 講師

2015年山梨大学医学部医学科卒業、2017年山梨大学大学院社会医学講座特任助教、2019年同大学博士課程修了、2020年社会医学系専門医取得、2021年ハーバード大学医学部・マサチューセッツ総合病院救急部 リサーチフェローを経て、2023年より同大学コンサルタント（兼任）、2024年4月より現職。AIとオミックス情報を融合させた予防医療・先制医療研究を実施し、日本における研究の社会実装を進めている。