4月6日
15:30～17:00
坪倉 正治
福島県立医科大学 医学部放射線健康管理学講座 教授
新型コロナウイルスワクチン接種後の免疫状態の推移
福島県内での大規模検査の結果から
2021年9月より福島県立医大では、主に県内の医療者と高齢者にご協力いただき、相馬市・南相馬市・平田村の各地区で新型コロナウイルスワクチン接種後の免疫状態の評価のため、約2500人を対象にした大規模な抗体検査と細胞性免疫に関する検査を行ってきた。その結果、抗体価は経年的に低下し、その傾向は年齢や内服薬などにより影響を強くうけることが分かった。様々なVOCの出現に伴い、それぞれのVOCに対する個別の中和活性の評価や、その持続時間の評価は今後の２価ワクチンの接種の必要性や、いつ追加接種を行えば良いかに対する答えを知る上で必須である。本講演では福島県での検査結果について概説し、そこから明らかとなる今後のワクチンの必要性について議論したい。
坪倉 正治
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