11月11日 ​
​10:00～11:30

阿部 真人 
​ 理化学研究所 革新知能統合研究センター研究員​

データ駆動アプローチで明らかにする生物の動き

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招待コメンテーター

合原 一幸 特別教授/副機構長
東京大学 国際高等研究所 ニューロインテリジェンス国際研究機構（IRCN）
研究室HP URL http://www.sat.t.u-tokyo.ac.jp/

生物において動くことは普遍的である。では、生物はどのように動くのだろうか？動きにおける法則性はあるのだろうか？近年、様々な観測装置やデータ解析手法が進歩したことにより、生物の動きに対しデータ駆動アプローチで研究することが可能になった。そういった研究の成果の一つとして、レヴィウォークと呼ばれる特殊なランダムウォークが、細胞、昆虫、魚類、鳥類からヒトを含む哺乳類まで、様々な生物の動きに共通していることが明らかになった。本セミナーでは、レヴィウォーク研究を軸に、動きのメカニズムから環境への適応性の解明、さらに応用的な側面まで紹介する。また、個体間の相互作用から生じる集団行動をデータ駆動アプローチによって明らかにした研究についても紹介したい。

阿部 真人
理化学研究所 革新知能統合研究センター研究員​

2015年に東京大学大学院博士課程を修了し、博士（学術）を取得。国立情報学研究所特任研究員を経て、2017年より現職。日本数理生物学会研究奨励賞などを受賞。社会性昆虫アリ、ヒト、脳、社会、生態系といった様々なシステムを対象に、定量データと数理モデルを用いて研究に取り組んでいる。

HP：https://masatoabe.com